目次
はじめに
SNSは現代のコミュニケーションの中心となっており、私たちの日常生活やビジネスにおいても欠かせない存在となっています。特に、新型コロナウイルスの影響でリモートワークやオンラインコミュニケーションが一般的となった現在、SNSの利用者数や動向は、マーケティングやビジネス戦略を考える上で非常に重要です。この記事では、2023年8月の最新のSNSの利用者動向について、詳しく解説していきます。
主要SNSの月間アクティブユーザー数(MAU)の動向
SNSの利用者数は、そのSNSの影響力や市場の大きさを示す指標となります。以下に、各SNSの月間アクティブユーザー数(MAU)とその特徴について詳しく見ていきましょう。
LINEの利用者数と特徴
日本国内:9,500万人、世界:1億9,800万人
※媒体資料の 「LINE Business Guide」や LINE広告などで公表。2023年3月末の発表による。
日本国内では、LINEが9,500万人のアクティブユーザー数を誇り、生活インフラ化しているメッセージングアプリとして位置づけられています。特に30代までの利用率が90%を超えるなど、幅広い年齢層に利用されています。海外では1億9,800万人のアクティブユーザー数を持つLINEは、日本だけでなく、アジアでの影響力もあり、特にタイと台湾での利用者比率は日本利用者比率を超えています。
YouTubeの利用者数と特徴
日本国内:7,000万人、世界:20億人
YouTubeは、世界最大の動画共有サービスとして知られています。日本国内のアクティブユーザー数は7,000万人で、特に若い世代の利用率が高いことが特徴です。また、40代が最も多く利用しており、次いで50代、30代と続いています。海外では20億人のアクティブユーザー数を持つYouTubeは、グローバルな影響力を持っています。
X(Twitter)の利用者数と特徴
日本国内:4,500万人、世界:3億3,300万人
※Twitter Japanアカウント、Twitter Q2 2022 IR資料で2022年7月に発表。以後、Xに名称変更してからも発表はなし。
X(Twitter)は、短文のコミュニケーションアプリとして知られています。日本国内では4,500万人のアクティブユーザー数を持ち、10代・20代の若年層を中心に利用されています。匿名性が高いため、リアルタイムでの情報共有や意見交換が活発に行われています。海外では3億3,300万人のアクティブユーザー数を持つX(Twitter)は、世界中での情報発信の場として利用されています。
2023年7月24日にブランド名をXに変更しています。
Instagramの利用者数と特徴
日本国内:3,300万人、世界:20億人
※2022年10月決算発表の中で世界のInstagramの月間アクティブアカウント数(MAA)が20億以上と発表。
Instagramは、画像や動画を中心としたSNSとして人気があります。日本国内では3,300万人のアクティブユーザー数を持ち、特にファッションやフード、化粧品などのビジュアルに特化したコンテンツが多いことが特徴です。女性の利用率が高く、他のSNSと比べてもその差は顕著です。海外では10億人以上のアクティブユーザー数を持つInstagramは、グローバルなブランドやインフルエンサーのプロモーションの場としても利用されています。
Facebookの利用者数と特徴
日本国内:2,600万人、世界:29億9,000万人
※Meta IRのページなどで2023年3月に公表。
Facebookは、世界を代表するSNSとして知られています。日本国内では2,600万人のアクティブユーザー数を持ち、20代以降の利用率が高いことが特徴です。友人や家族とのコミュニケーションの場として利用される一方、企業の広告やプロモーションの場としても利用されています。海外では29億9,000万人のアクティブユーザー数を持つFacebookは、グローバルなコミュニケーションの中心として位置づけられています。
TikTokの利用者数と特徴
日本国内:1,700万人、世界:10億人
※ByteDance日本法人グローバルビジネスデベロップメント本部長を務める井藤理人氏が、2019年2月に日本における月間アクティブユーザー数(MAU)が950万であることを初めて発表。世界の利用者数についてはTikTokが自身のホームページ上で2021年9月27日に発表。
TikTokは、短尺の動画を中心としたSNSとして急速に人気を集めています。日本国内では1,700万人のアクティブユーザー数を持ち、特に10代の利用率が高いことが特徴です。短時間でのエンターテインメントが求められる中、TikTokはそのニーズを満たす形で多くのユーザーに支持されています。海外では10億人以上のアクティブユーザー数を持つTikTokは、グローバルなエンターテインメントの場として注目されています。
Threadsの利用者数と特徴
日本国内:不明、世界:800万人
※2023年7月31日調査会社Sensor Tower調べ
2023年7月6日、Meta社は「Threads(スレッズ)」というテキスト共有アプリをリリース。ThreadsはTwitterに変わる新しいSNSとして注目を集め、サービス提供開始からわずか5日で全世界における利用者数が1億人を突破。その後、サービス開始から約1カ月以上が経過し、ユーザーを引き止めるのに苦労しています。Threadsのデイリーアクティブユーザー数は、2023年7月31日時点でピーク時の4,400万人から82%減少し約80万人になったことが調査会社Sensor Towerの調べでわかりました。(Androidユーザーのみ計測)
各SNSの性別・年齢別ソーシャルメディア利用率
SNSの利用者数だけでなく、性別や年齢別の利用率も、マーケティングやビジネス戦略を考える上で非常に重要です。以下に、各SNSの性別・年齢別の利用率について詳しく見ていきましょう。
若年層の利用動向
若年層は、新しいSNSやアプリのトレンドを先導する存在として知られています。特に10代・20代の利用率が高いSNSとしては、TikTokが挙げられます。また、TwitterやInstagramも若年層の間で非常に人気があります。このようなSNSは、若年層のライフスタイルや価値観を反映したコンテンツが多く、ブランドや企業が若年層をターゲットとする場合、これらのSNSを活用することが効果的です。
中高年層の利用動向
中高年層は、安定したSNSの利用が見られる傾向にあります。特にFacebookやLINEは、中高年層の間で非常に高い利用率を誇っています。また、YouTubeも中高年層の間で人気があり、趣味やライフスタイルに関する情報を求める場として利用されています。このようなSNSは、中高年層のライフスタイルや価値観を反映したコンテンツが多く、ブランドや企業が中高年層をターゲットとする場合、これらのSNSを活用することが効果的です。
SNSの利用者数データの活用方法
SNSの利用者数や動向データは、マーケティングやビジネス戦略を考える上で非常に有益な情報となります。以下に、SNSの利用者数データを活用する方法について詳しく見ていきましょう。
マーケティング戦略への応用
SNSの利用者数や動向データを活用することで、ターゲットとする層のニーズや興味を正確に把握することができます。例えば、若年層をターゲットとする場合、TikTokを活用したマーケティング戦略を考えることが効果的です。また、中高年層をターゲットとする場合、FacebookやLINEを活用したマーケティング戦略を考えることが効果的です。
ターゲット層の特定
SNSの利用者数や動向データを活用することで、ターゲットとする層の特定が容易になります。例えば、若年層をターゲットとする場合、TikTokの利用者数や動向データを参考にすることで、ターゲットとする層の特性やニーズを正確に把握することができます。
データを活用する上での注意点
SNSの利用者数や動向データを活用する上で、注意すべき点がいくつかあります。以下に、データを活用する上での注意点について詳しく見ていきましょう。
アンケートに基づくデータの解釈
SNSの利用者数や動向データは、多くの場合、アンケートに基づいて収集されています。アンケートに基づくデータは、回答者の主観に基づいているため、必ずしも正確な情報を反映しているとは限りません。データを活用する上で、この点を考慮することが重要です。
実際の数値とのギャップ
SNSの利用者数や動向データは、あくまで参考情報として活用することが重要です。実際の数値とのギャップが生じる可能性があるため、データを鵜呑みにせず、常に最新の情報を参考にすることが重要です。
最後に
SNSの利用者数や動向は、常に変動しています。マーケティングやビジネス戦略を考える上で、最新の情報を常に参考にすることが重要です。この記事を参考に、効果的なマーケティング戦略やビジネス戦略を考えてみてください。
まとめ
2023年8月のSNSの利用者動向を詳しく見てきましたが、以下にその要点をまとめます。
・SNSは現代のコミュニケーションの中心として、私たちの日常生活やビジネスにおいても欠かせない存在となっています。
・各SNSの月間アクティブユーザー数(MAU)は、そのSNSの影響力や市場の大きさを示す重要な指標です。
・若年層は新しいSNSのトレンドを先導する存在であり、中高年層は安定したSNSの利用が見られる傾向にあります。
・SNSの利用者数や動向データを活用することで、マーケティングやビジネス戦略をより効果的に考えることができます。
しかし、データを活用する上での注意点もあり、アンケートに基づくデータの解釈や実際の数値とのギャップを考慮することが重要です。
今後もSNSの利用者動向は変動し続けるでしょう。最新の情報を常にチェックし、効果的なマーケティングやビジネス戦略を考えるための参考にしてください。
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