「ビッグキーワード」と「ロングテールキーワード」とは?SEOに効果的な選び方やメリット・デメリットを紹介

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「ビッグキーワードとロングテールキーワードって何?」
「SEOに効果的な選び方は?」

本記事では、SEOにおけるビッグキーワード、ロングテールキーワードとは何かをご紹介します。

合わせて、キーワードの選び方やメリット・デメリットなどもご紹介します。
本記事を読めば、SEOに効果的なキーワード選定ができるようになりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

「ビッグキーワード」とは?

ビッグキーワードとは、Yahoo!やGoogleなどで多くのユーザーが検索するメジャーなキーワードのことを指します。

例えば「SEO」「webマーケティング」などといった1単語のキーワードがビッグキーワードにあたります。

一般的には「月間ボリュームが1万回以上のキーワード」がビッグキーワードとされているため、ビッグキーワードでサイトが上位表示されれば、アクセス数の増加を期待できるでしょう。

「ビッグキーワード」のメリット・デメリット

ビッグキーワードで上位表示されれば、アクセス数の増加により認知度アップに繋げることが可能ですが、競合も多く難易度が高いです。

ビッグキーワードのメリット・デメリットを理解した上で、ビッグキーワードを活用するかどうかを検討するようにしましょう。

「ビッグキーワード」のメリット2つ

1.多くのユーザーに認知される
2.コンバージョンの増加

多くのユーザーに認知される

ビッグキーワードは検索ボリュームが大きく、上位表示ができれば大幅なサイト訪問者の増加が見込めます。

例えば、月間検索ボリュームが2万以上のビッグキーワードで1位表示ができれば、毎月約3,000人のユーザーに認知してもらえる可能性があります。

コンバージョンの増加

コンバージョンとは、サイトの目標としている「特定のアクションをユーザーが起こしてくれた状態」を指します。つまり、サイト上での成果です。

サイト訪問者が増えると、何らかのアクションが増える可能性が高くなります。しかし、サイトに訪れたユーザー全員がコンバージョンに至るわけではありません。

ビッグキーワードは検索意図が曖昧で、幅広い性質があるため、すべてのユーザーにとって有益なサイトであるとは限りません。
したがって、ビッグキーワードで上位表示される前よりもコンバージョン率が下がる可能性もあるため、注意が必要です。

「ビッグキーワード」のデメリット2つ

1.競合サイト対策が難しい
2.多くの時間とお金がかかる

競合サイト対策が難しい

ビッグキーワードで上位表示されるサイトには、大企業と呼ばれる上場企業が多いです。

Googleが検索順位を決める際、webサイトの内容だけを見ているわけではありません。サイトの運営年数や更新頻度、ページ数などを見て総合的に判断しています。

大企業の場合、インターネットが登場した初期から十数年かけて対策をし続けているため、長年で得たノウハウを持っています。
そのような大企業と、同じ土俵で競争することは並大抵のことではありません。

多くの時間とお金がかかる

現在、世界のwebサイトの数は数十億あり、日々増え続けています。また、誰もが検索上位に表示させたいと試行錯誤しています。
膨大なサイトのさらに上位に入ることは、ものすごい競争率です。

ビッグキーワードで上位表示されるまでに、年単位かかることも十分に考えられることに加え、どんなにSEO対策したとしても、必ず上位表示できる保証もありません。

上位表示させるためのサイト改修やコンテンツの再企画などを要する場合には、人件費や外注費が膨らむ可能性もあるため、お金と時間がかかる可能性が高いです。

「ロングテールキーワード」とは

「ロングテールキーワード」とは、検索ボリュームが少なく、複数語の組み合わせからなるキーワードを指します。

例えば「SEO 対策 キーワード」や「webマーケティング 未経験 難しい」といった3単語以上の組み合わせからなるキーワードがロングテールキーワードにあたります。

検索ボリュームが大きいビッグキーワードと比べて、複数語からなるロングテールキーワードは検索ボリュームが少ないため、上位表示を目指しやすいことが特徴です。

「ロングテールキーワード」のメリット・デメリット

ロングテールキーワードは検索ボリュームが少ないため、上位表示しやすいメリットがありますが、高アクセスは見込めないなどのデメリットもあります。

ロングテールキーワードのメリット・デメリットを以下でご紹介します。

ロングテールキーワードのメリット3つ

1.上位表示する難易度が低い
2.検索意図が読み取りやすく、記事を作成しやすい
3.コンバージョンに繋がりやすいキーワードが多い

上位表示する難易度が低い

ロングテールキーワードは、競合性が低く上位表示しやすいキーワードです。

初心者でも挑戦しやすく、早い段階でアクセスにつなげやすいため、メディア立ち上げ当初はロングテールキーワードを中心にキーワード選定を行うことが多いです。

検索意図が読み取りやすく、記事を作成しやすい

複数語で構成されているロングテールキーワードは、1,2語で構成されているキーワードに比べると検索意図が明確になります。

例えば「東京」というビッグキーワードだけだと、東京の何が知りたいのか明確な検索意図が判断できません。

比べて「東京 観光 おすすめ」のようなロングテールキーワードだと、どのような人が、どのような意図を持って検索しているのかが明確になります。

ロングテールキーワードは検索意図がかなり絞られるため、記事が制作しやすくユーザーの意図に沿った内容になりやすいです。

コンバージョンに繋がりやすいキーワードが多い

ロングテールキーワードには検索意図が明確で、ニーズがはっきりしているキーワードが多いため、コンバージョンに繋がりやすいものが多くあります。

検索ボリュームが少ないため、1記事から多くのコンバージョンは見込めませんが、コンバージョン率の高さはビッグキーワードに勝ります。

しかしながら、これはあくまで傾向の話ですので、すベてのロングキーワードに当てはまるわけではありません。キーワード選びは慎重に行いましょう。

SEO対策には「ロングテールキーワード」が効果的

「ロングテールSEO」とは、3つ以上の単語で形成されたロングテールキーワードを軸に、そのキーワードでユーザーが求めるコンテンツを作成して集客を行うSEO戦略です。

ビッグキーワードと比べると、検索ボリュームは少ないですが、競合となる記事が少ないためSEOに効果的な方法です。

キーワードに合わせてユーザーが求めているサイトを作成していくため、安定した集客に結びつけていくことが可能ですが、多くの記事を作成する必要があります。

「ロングテールキーワード」の選び方

SEOに効果的なロングテールキーワードですが、一体どのように選定すれば良いのでしょうか?

ロングテールキーワードを選ぶ手順は以下の通りです。

1.サイトのテーマを決める
2.集客したいメインの検索キーワードを決める
3.メインの検索キーワードをキーワードプランナーに入れる
4.検索意図を考えながらキーワードを選ぶ

サイトのテーマを決める

まずは、サイトのテーマを決めましょう。

テーマとなるビッグキーワードを決めて、サイトのジャンルを確定させます。
自分が書きたい内容で、ユーザーの悩みを解決できる記事を書くことを意識しましょう。

集客したいメインの検索キーワードを決める

次に、自分の記事単位で狙うメインキーワードを決めます。

ビッグキーワードで記事単位を狙うと、ロングテールキーワードが選びにくくなるため、まず2語のメインキーワードに絞ります。

記事のテーマを「ラッコキーワード」に入力すると、たくさんの関連キーワードが表示されるため、その中から自分の記事にマッチするキーワードを選びましょう。

メインの検索キーワードをキーワードプランナーに入れる

記事単位のメインキーワードが決まったら「Googleキーワードプランナー」でキーワード候補をチェックしてみましょう。
「Googleキーワードプランナー」では適切なキーワードを見つけることができます。

自分の書きたい記事にマッチするキーワードを選定しましょう。

検索意図を考えながらキーワードを選ぶ

ロングテールキーワードを決める際には、ユーザーの検索意図をよく考えて決めるようにしましょう。

ユーザーの検索意図と、自分が書く記事のテーマが合致するようにキーワードを決めることが重要です。

まとめ

初心者の方やメディアを立ち上げたばかりの方は「ロングテールキーワード」がおすすめです。

ロングテールキーワードは、ビッグキーワードと比べて、検索ボリュームは小さいものの、競合記事が少なく上位表示しやすいのが特徴です。

SEO対策に力を入れたい、時間をかけずに記事の上位表示を目指したい方はロングテールキーワードを取り入れてみましょう。

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