「ヒアリングってどうやってするの?」
「ヒアリングの目的は?」
本記事では、ホームページ制作におけるヒアリングの仕方を紹介します。
合わせて、ヒアリングの3つの目的や必須の科目7選などを紹介していますので、この記事を読めばより良いホームページを作成することができるようになります。
ぜひ最後まで読んでみてください
目次
ヒアリングとは?
ホームページ制作におけるヒアリングとは、ホームページ制作会社にどのようなサイトを作りたいのかを確認したり、クライアントが現状抱えている問題点や目的などをお互いに把握することです。
ヒアリングはwebサイトの構成やデザインの方向性を決める上で、とても重要な科目になります。
ヒアリングの3つの目的
1.クライアントの問題を理解する
2.デザインのイメージを共有する
3.新たな視点を提案する
1.クライアントの問題を理解する
クライアントがホームページの制作を依頼するのは、今抱えている問題を解決するためです。
例えば「商品を多くの人に知ってもらいたい」「優秀な人を採用したい」「企業の認知度をアップさせたい」といった要望を叶えるためです。
そのようなクライアントが抱えている問題を理解することで「どのように商品を紹介するか?」「企業のイメージアップのためには、どのようなデザインが適しているか?」などと、ホームページ制作の方向性や構成が決まっていきます。
クライアントが何を悩み、何を解決したのかをよく理解しておくことが重要です。
2.デザインのイメージを共有する
クライアントとホームページ制作会社の間で、ホームページのデザインのイメージを共有することはとても大切です。
例えば「美しい」というテーマの場合、人によって美しいと感じるものは違います。一概に「美しい」「かっこいい」などといっても、人によってイメージするものは異なるのです。
認識に違いがでないよう、クライアントがどのようなホームページをイメージしているのか確認しておきましょう。
3.新たな視点を提案する
クライアントの要望をただ聞くだけでなく、先導していく姿勢も大切です。
クライアント側でも、どんなホームページにするか、具体的に決まっていることは意外に少ないものです。そのため、依頼内容が抽象的な場合も多くあります。
こちらから新しい視点やアイデアを提案しながら、クライアントの望んでいることを引き出して、形にしていくことが望まれます。
ヒアリングするタイミングと方法
ヒアリングを行う適切なタイミングは「ホームページ制作開始前」が一般的です。
また、ヒアリング方法としては「対面形式」「データ形式」を採用している場合がほとんどです。適切な方法でヒアリングを行いましょう。
ヒアリングに必須の科目6選
1.基本情報
2.構築の目的
3.ターゲット
4.コンテンツ
5.デザイン仕様
6.その他の情報
1.基本情報
・会社名
・代表者名
・担当者名
・電話番号
・メールアドレス
・ご都合の良い連絡方法、時間帯
構築の目的
・課題や目標(売上をアップしたい、認知度アップなど)
・特にアピールしたいこと(自社の強み、特徴)
・ホームページのゴール(お問い合わせの増加、商品の注文など)
ターゲット
・区分(会社or個人)
・年齢
・性別
・住まいや言語
・年収
・性格
コンテンツ内容
・About、サービス、料金表、FAQ、実績、口コミ、アクセスなど
・お問い合わせフォームの有無
・SMSの連携
デザイン仕様
・ホームページのイメージ
・雰囲気
・カラー
・参考サイトの有無
その他の情報
・ドメイン契約の管理やサーバー管理について
・素材の有無(ロゴやお写真、テキストなど)
・納品方法
・納品期限や公開日
・予算
ヒアリングシートの活用
ヒアリングの際、お互いの意見や要望、アイデアをわかりやすく提案できるようにするために「ヒアリングシート」の活用がおすすめです。
ヒアリングシートは、ホームページのイメージを共有するため、打ち合わせで合意した内容で制作を進めたという証拠になり、デザイナーさんイメージを共有する際にもとても重要です。
ヒアリングシートを活用しながら、お互いの抱える問題やアイデアをしっかりと理解できるよう打ち合わせしていきましょう。
ヒアリングする際の注意点3つ
1.不明点を解消しておく
2.デザインは視覚的に確認
3.受け身にならない
1.不明点を解消しておく
ホームページ制作はクライアント側、制作会社側の共同作業です。
お互いの認識をすり合わせていくことで、双方が満足するホームページが完成します。
そのため、「クライアントの業務内容などで不明点はないか」「相手の希望する条件とこちらが提示する条件はマッチしているか」など不明点や懸念点がないようヒアリングでしっかり解消しておく必要があります。
少しでも疑問に思ったことや気になったことがあれば、ヒアリングの際に確認しましょう。曖昧な箇所をできる限り無くして、必要な情報をしっかりと確認しておくことが重要です。
デザインは視覚的に確認
ヒアリングしていく中で、デザインの方向性を固めることができるように準備しておくことが大切です。
「なんとなくこんな感じかな」などと曖昧なまま依頼を受けるのはやめましょう。なぜなら、デザインイメージや配色などの認識は、人によって大きく異なるためです。
なんとなくでホームページ制作を進めてしまうと「思っていた仕上がりと違う」とクライアントの思っていたものと異なるものになってしまう可能性があり、最終的にクレームに繋がってしまう恐れもあります。
そこで「視覚的にデザインを確認できるもの」を用意しておくことがおすすめです。
例えば「参考にしたいホームページ」「過去の実績」などです。
お互いが満足できるホームページを完成させるために、制作前にデザインの方向性を定めておくようにしましょう。
受け身にならない
ホームページ制作時のヒアリングを進めていく上で、受け身の姿勢でいるのは避けましょう。「しっかり話を聞いておかなければ」とつい質問ばかりして聞き役にまわってしまうかもしれません。
しかし、クライアントはwebに関する知識が少ないからこそ「プロに制作を依頼したい」と考えています。
自身の希望通りにホームページを制作してもらいたいと考えていることに加え「本当にこれでいいのか?」「プロの意見を聞きたい!」とも考えています。
そのため、クライアントに提案や指摘をすることでより良いホームページ作成ができるようになるのです。
また、クライアントと対等に関わることができると、信頼関係が気づきやすくなります。
まとめ
本記事ではホームページ制作においてのヒアリングの目的ややり方について紹介しました。
ヒアリングはホームページ制作には必須で、とても重要な役割を持っています。お互いの認識の違いなどが起こらないよう、事前に打ち合わせしておくことで、お互いが満足できるホームページを作成することができます。
ヒアリングをしっかりと行い、双方が納得できるより良いホームページ制作を行いましょう。