Gen-2は、テキストや画像から動画を生成できるAIツールで、Runwayが提供しています。Gen-1と比べて、さまざまな進化が見られており、高度なAIシステムであるマルチモーダルAIシステムを採用しているのがポイントです。今回は、Gen-2について詳しく解説していきます。Gen-2の利用を検討している方は、ぜひ今記事を参考にしてみてください。
目次
Gen-2の利点
Gen-2には以下の3つの利点があります。
1. 手順が簡単
Gen-2では面倒な手間がなく、簡単な操作だけで動画生成できるのが特徴です。従来の動画制作には専門的な知識や編集技術が必要でしたが、Gen-2を使用すれば誰でも簡単に動画を作成できます。テキストや画像を指定し、「Generate」ボタンをクリックするだけなので、面倒な手間もかかりません。動画の生成にかかる時間もわずか1〜2分です。
2. 商業利用が可能
Gen-2の利点の一つは、商業利用が可能であることです。Gen-2で生成された動画は商業目的で自由に使用できます。動画は視覚的な情報を効果的に伝える手段であり、ビジネスにおいて注目を集めるために重要な役割を果たしています。Gen-2を使用することで高品質な動画を短時間で生成できるため、ビジネスの競争力を向上させられるでしょう。
3. 無料で使用できる
Gen-2の利点の一つは、無料で使用できることです。Gen-2には無料プランがあるため、初めて利用するユーザーでも気軽に試せます。無料プランでは生成可能な秒数に制限がありますが、基本的な機能は備わっているため、問題なく動画を生成できるのがメリットです。まずは無料プランから試してみて、より多くの機能を使用したいと思った場合は、有料プランに切り替えてみると良いでしょう。
Gen-2の欠点
Gen-2には以下の2つの欠点があります。
1. 細部が生成されない場合がある
Gen-2はテキストや画像から動画を生成できますが、細かい部分が生成されない場合があります。Gen-2はAI技術を使用して動画を生成するため、入力されたテキストや画像の解釈には限界があります。そのため、特定のシーンや表現を細かく指定するのが難しく、「walking」と入力しても自然な歩行の動画が生成されるとは限りません。ただし、Gen-2は手順が簡単のため、細部が生成されないことを妥協できる場合は、Gen-2を利用することをおすすめします。
2. テキスト入力は英語である必要がある
Gen-2は基本的に英語仕様となっているため、日本語での解説には対応していません。プロンプトの入力も日本語ではなく、英語でしなければなりません。そのため、英語が苦手なユーザーはテキストを英訳する手間がかかります。また、ダッシュボードの表示も英語であるため、英語が苦手なユーザーにとっては使いにくいかもしれません。以下はGen-2でよく使用される英単語です。
- Text（文章）
- Image（画像）
- Video（動画）
- Generate（作成する）
- Assets（資産）
上記の英単語を最低限理解していれば、シンプルなユーザーインターフェースを感覚的に操作できるでしょう。
Gen-2の使い方
Gen-2の使い方を、4つのステップで説明します。
1. アカウント登録
まずは、Runwayのアカウントを作成する必要があります。アカウント作成は無料で行えるため、費用はかかりません。公式サイトにアクセスし、「Sign up」というボタンをクリックし、メールアドレスやパスワードを入力します。また、利用規約とプライバシーポリシーに同意する必要があります。登録後、メールに届いた確認リンクをクリックしてアカウント登録を完了させます。
2. プロンプトの入力
ログイン後、トップページが表示されます。そこで、「introducing Gen-2」ボタンをクリックすると、プロンプト（動画の内容やイメージを表すテキスト）を入力できるボックスが表示されます。プロンプトは英語で入力し、具体的で詳細な表現を意識してください。例えば、「猫がネズミを追いかける」などですね。
3. 文章から動画を生成
プロンプトの入力が完了したら、テキストボックス内に最大320文字の英語で作りたい動画のイメージを入力します。その後、「Generate」ボタンをクリックしてください。しばらく待つと、動画が生成されます。生成された動画はプレビュー画面で確認できます。また、「Generate」ボタンは複数回クリックすることができ、同時に別の動画も生成可能です。生成される動画の長さは最大4秒で、作成した映像は画面右上の「ダウンロード」ボタンからダウンロードできます。
4. 画像と文章から動画を生成
文章と画像を組み合わせて動画を生成する場合は、テキストボックスの右側にある画像アイコンをクリックし、好きな画像をアップロードします。そして、作りたい動画のイメージを表すプロンプトを入力し、「Generate」ボタンをクリックしてください。しばらく待つと、映像が作成されます。画像を使用する場合、動画の動きが少なくなる傾向があるので、頭に入れておきましょう。また、他のAIモデルで作成した画像を動画に変換するなども可能です。
まとめ
今記事ではGen-2について詳しくまとめました。利用手順は簡単なのですが、英語でプロンプトを入力する必要があるため、英語が苦手な方にとっては苦手に感じるかもしれません。
また、具体的なイメージをもとにプロンプトを入力することで、より自分の思い描いている動画を生成しやすくなります。しかし、初めて利用する場合は、イメージをどのように具現化すれば良いか迷っている方も多いでしょう。
そのような方は、ぜひ株式会社スタジオプロワンにお気軽にご相談ください。自分が思い描くイメージをどのように英訳すれば良いのかも、相談に乗らせていただきます。AI技術を活用して質の高い動画を生成したい方は、ぜひ弊社をご利用ください。