webマーケティングには様々な要望があります。また、マーケティング用語にもいくつかの種類に分類されており、それぞれ特徴があるので違いを理解しておかなければいけません。今回は、webマーケティング用語の中でもWebマーケティング効果指標に関する用語を解説していきます。
目次
- 1 インプレッション(Impression)
- 2 ビューアビリティ(Viewablity)
- 3 ビューアブルインプレッション(Viewable Impression)
- 4 アクティブビュー(Active View)
- 5 インビュー(In View)
- 6 コンバージョン(CV:Conversion)
- 7 ブランドリフト(効果)
- 8 エンゲージメント(指標)
- 9 CPM(Cost Per Mille)
- 10 eCPM(effective Cost Per Mille)
- 11 vCPM(viewable Cost Per Mille)
- 12 CPC(Cost Per Click)
- 13 CTR(Click Through Rate)
- 14 CVR(Conversion Rate)
- 15 CPA(Cost Per Acquisition)
- 16 CPV(Cost Per View)
- 17 CPCV(Cost Per Completed View)
- 18 CPE(Cost Per Engagement)
- 19 CPI(Cost Per Install)
インプレッション(Impression)
インプレッションは、広告やコンテンツが表示された回数を表します。広告が表示される回数が増えるほど、ブランドの認知度や視認性が向上するといった効果が期待できます。
ビューアビリティ(Viewablity)
ビューアビリティは、広告が実際にユーザーに表示された割合を示します。広告が画面内に表示された状態で、一定の時間表示されることが条件とされる場合もあります。
ビューアブルインプレッション(Viewable Impression)
ビューアブルインプレッションは、広告がユーザーに正しく表示された、可視性の高いインプレッションのことを指します。広告が画面内に表示され、ユーザーが確認できる範囲で表示された場合にカウントされます。
アクティブビュー(Active View)
アクティブビューは、広告が実際に画面内に表示され、ユーザーが広告を閲覧したかを測定する指標です。広告が画面内に表示された割合や表示時間などで測定されます。
インビュー(In View)
インビューは、ユーザーが実際に閲覧できる領域に広告が表示される割合を示します。ウェブページ上に広告が表示された場合でも、ユーザーがスクロールをして広告を飛ばしてしまう可能性もあるでしょう。インビュー指標は、広告がユーザーの目に留まり、実際に見られた割合を計測するために使用されています。
コンバージョン(CV:Conversion)
コンバージョンは、webマーケティングにおいて設定された目標やユーザーに起こしてもらいたいアクションのことを指します。例えば、商品の購入やメール登録、問い合わせフォームの送信などが一例として挙げられます。
ブランドリフト(効果)
ブランドリフトは、マーケティングや広告の効果測定指標の一つです。実践した広告・マーケティング活動がブランド・企業に実際に与えた影響や効果を評価するために使用されます。具体的には、広告の閲覧数、ブランドに関する認知度、態度、意識、購買意欲などの指標を測定します。
エンゲージメント(指標)
エンゲージメントは、ユーザーが広告やコンテンツに対してどれだけ関与しているかを示す指標です。例えば、広告のクリック数、いいね数、コメント数などが一例として挙げられます。エンゲージメントの高い広告やコンテンツは、ユーザーとの関係構築やブランドの信頼性向上に効果が期待できます。
CPM(Cost Per Mille)
CPMは、広告の千回表示あたりの費用を表す指標です。広告主が広告を表示するために支払う金額を、千回のインプレッションで割った値がCPMとなります。
eCPM(effective Cost Per Mille)
eCPMは、広告の千回表示あたりの効果的な費用を示す指標です。広告のコンバージョン数や収益などが考慮された上で計算され、広告主にとっての費用対効果を示します。
vCPM(viewable Cost Per Mille)
vCPMは、ビューアビリティやビューアブルインプレッションを考慮に入れた、広告の千回表示あたりの費用を表す指標です。実際にユーザーに表示された広告の数も計測に含まれるため、より精度の高い費用対効果が分かります。
CPC(Cost Per Click)
CPCは、広告がクリックされるごとに広告主が支払う費用を表す指標のことです。広告がクリックされた回数÷広告費用で計算されます。
CTR(Click Through Rate)
CTRは、広告やリンクがクリックされた割合を示す指標のことです。クリック数を広告の表示回数で割り、パーセントで表します。CTRの高い広告は、ユーザーの関心を惹きつける効果が高いと言えるでしょう。
CVR(Conversion Rate)
CVRは、訪問者がコンバージョン(目標)を達成する割合を示す指標のことです。コンバージョン数を訪問者数で割り、パーセントで表します。CVRが高い場合は、訪問者がウェブサイトや広告に関心を持っているサインであり、アクションを起こす可能性が高いのが特徴です。
CPA(Cost Per Acquisition)
CPAは、広告主が1つのコンバージョン(アクションの達成)を獲得するために支払う平均費用を示す指標のことです。広告費用をコンバージョン数で割ることで計算されます。CPAの低い広告は、効率的な広告運用や収益性の高いマーケティング施策であることを証明していると言えるでしょう。
CPV(Cost Per View)
CPVは、動画広告などの視聴回数に対する費用を示す指標のことです。広告費用を広告の視聴回数で割ることで計算されます。
CPCV(Cost Per Completed View)
CPCVは、広告動画の完全再生(視聴の完了)ごとに広告主が支払う費用を示す指標のことです。動画の完全再生数で広告費用を割り、平均費用を算出します。
CPE(Cost Per Engagement)
CPEは、広告がユーザーによってどれだけエンゲージメント(関与)されたかに対する費用を示す指標のことです。広告費用を、広告へのエンゲージメント(クリック、コメント、共有など)の数で割り、平均費用を算出します。
CPI(Cost Per Install)
CPIは、モバイルアプリのインストールごとに広告主が支払う費用を示す指標のことです。アプリのインストール数で広告費用を割り、平均費用を算出します。
webマーケティング用語は短縮されることもあります。しかし、短縮されると似たようなアルファベットが並ぶので、勘違いしないようにそれぞれの単語をしっかり理解しておくことが大切です。それぞれの特徴や違いを理解しておくことで、webマーケティングに関する業務もスムーズに遂行できるでしょう。
webマーケティング用語には他にもデジタルマーケティング用語やアドテク用語などがあります。それぞれのジャンルごとに覚えることで勘違いも減らせるため、身に付きやすくなるでしょう。