Instagramの利用状況と広告の重要性
Instagramは、写真や動画を中心にしたSNSとして、特に20代、30代の若い世代を中心に非常に高い利用率を誇ります。近年、多くのブランドや企業がInstagramを活用し、その中でも広告の利用が拡大しています。この背景には、ユーザーの高いエンゲージメントや、視覚的な情報伝達の効果が挙げられます。
Instagram広告の出し方
Instagram広告を出す方法は大きく分けて3つ。Instagramアプリから直接、Meta Business Suiteを使う方法、またはFacebook広告マネージャから行う方法があります。
ここでは、アプリから直接広告を打つ方法と、Meta Business Suiteを使う方をお伝えします。
Instagramアプリから直接広告を作成する方法
InstagramのアプリもしくはWebサイトから直接広告を作成する方法になります。
１，ビジネスアカウントに切り替える
広告を出すにあたって、一般のInstagramアカウントからは出稿できません。以下のInstagramの公式Webサイトより、ビジネスアカウントを設定し、ビジネスアカウントに切り替えてください。
https://business.instagram.com/getting-started/
２，「広告ツール」を選択
まず、Instagramのプロフィール画面を開きます。そこから「プロフェッショナルダッシュボード」を選択し「広告ツール」を選びます。
３，広告に使う投稿を選択
過去に反応がよかった投稿や、ターゲットに届けたい投稿を選びます。
４，広告の目標を選択
目標の選択では、「プロフィールへのアクセスを増やす」「ウェブサイトへのアクセスを増やす」「問い合わせを増やす」から選択が可能。それぞれ、ニーズに合った目標を選択します。
５，ウェブサイトのURLを入力
タップした際に遷移させるECの商品ページなどのURLを貼り、ボタンクリック時に出てくる文字を選びます。
６，オーディエンスの設定
オーディエンス（広告を届けたい相手）の設定では、自動設定かカスタムオーディエンスを選択できます。
カスタムオーディエンスでは、地域、興味・関心、年齢と性別を絞ることが可能です。
７，予算と期間の設定
広告にかける予算と掲載期間を入力します。
1日あたりの予算を設定し、何日掲載するかによって広告費用が決まります。
Instagramアプリから広告を出稿する場合は、1日あたりの最低金額は135円です。
８，広告を確認、支払い方法の設定、出稿
最後に広告をプレビューで確認し、支払い方法を決め、「投稿を宣伝」ボタンを押し出稿します。広告ポリシーの審査があり、認証後に広告掲載がスタートします。
Meta Business Suiteからの広告作成方法
Meta Business Suiteを使用する方法は、より詳細な設定や複数の広告を一度に管理する際に便利です。
１，Meta Business Suiteを開く
Instagramのビジネスアカウントだけではなく、Facebookのアカウントも作っておく必要があります。予めInstagramとFacebookのアカウントを連携しておきましょう。
以下のURLより、Meta広告マネージャを開きログインします。
https://www.facebook.com/business/tools/meta-business-suite
２，広告を作成
左タブの「広告」をクリックし、右上の「広告を作成」をクリックします。
「目標を選択」から「Instagramの投稿またはリール動画を宣伝」をクリック。
３，宣伝する投稿を選択
広告を入れるのにおすすめのInstagram投稿が表示されるので
選択して「投稿を宣伝」をクリック。
４，広告の設定
Instagramアプリから直接広告を作成する方法にもあった、目標の設定（「ウェブサイトへのアクセスを増やす」にチェックを入れるとボタンラベル設定に「購入する」が表示される）、ボタンラベルの設定（「購入する」を選択するとECの商品URLなどの入力場所が表示されるのでそちらも入力）、オーディエンスの設定、掲載日時と期間の設定、一日の予算の設定、支払い方法の設定を行います。
５，出稿
右下の「投稿を宣伝」をクリックし、出稿。
Instagram広告の費用
Instagram広告の費用は、1日で使う広告予算を自身で決められる上に、最低出稿額は200円からとなっており、低予算で国内月間アクティブユーザーが3,300万人を超えるインスタグラムに広告を出稿できます。
まずは低予算で初めてデータを集めてから、広告予算を注ぎ込んで成果をあげるのもいいでしょう。
Instagram広告の効果を最大化するポイント
Instagram広告の効果を最大化するためには、以下のポイントを意識することが重要です。
オーディエンス設定の工夫
ターゲットとなるオーディエンスの設定を正確に行うことで、広告の効果を高めることができます。年齢、性別、趣味、居住地などの詳細な設定を活用しましょう。
CTA（Call to Action）の明確化
広告の目的や求めるアクションを明確に伝えることで、ユーザーの反応を促すことができます。例えば、「詳しくはこちら」や「今すぐ購入」などのメッセージを活用しましょう。
A/Bテストの活用
同じ広告を異なる設定やクリエイティブで配信し、どちらが効果的であるかを比較するA/Bテストを活用することで、広告の効果を最大化することができます。例えば、異なる画像やキャッチコピー、CTAの文言などを変えて配信し、どの要素がユーザーの反応をよく引き出すのかを検証します。このようなテストを繰り返すことで、最も効果的な広告クリエイティブや設定を見つけ出すことができます。
まとめ
Instagram広告は、その高いエンゲージメントと視覚的な情報伝達の特性を活かして、多くのブランドや企業に利用されています。広告の出し方や配信面の特徴、費用モデル、そして効果を最大化するためのポイントを理解し、効果的な広告運用を目指しましょう。Instagramは日々進化しているプラットフォームであるため、最新の情報やトレンドをキャッチアップし、柔軟に広告戦略を見直すことも重要です。
最後に
今回の記事で紹介したWebの基礎知識は、あなたのビジネスがオンライン施策で成功を収めるための第一歩です。しかし、それらの知識を適切に活用し、最大限の効果を引き出すためには、専門的な知識と経験が必要です。
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